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渋いのにキュート。そんな味のある小粋な山梨みやげを発見した。『甲州印伝』である。

甲州印伝とは、山梨県に古くから伝わる革工芸品。鹿革を黒・紺・赤など様々な色に染め上げ、そこに漆で模様をつけて縫製し、カバンや小物入れに仕上げたものだ。

甲州印伝は、山梨県のおみやげ屋さんでは昔からの定番商品。山梨県民の愛用者も多い。ただデザインが渋めのものが多いのも事実で、地元では年輩の方が持つモノというイメージが強かった。値段がそれなりに高いというのもある(例えばカバンで数万円程度)。そんな印伝が最近若者のあいだでも人気だと聞いた。はたして本当なのか? 山梨県民の私としては、ほうっておくわけにはいかない。

甲州印伝といえば『印傳屋』。山梨県民なら誰もが知っている老舗だ。本店は山梨県の甲府市にあり、現在は東京と大阪にも直営店がある。今回は東京・青山のお店を訪ねてみた。

大通りに面した広い店内にはさまざまな製品が並ぶ。まず驚いたのはそのデザインの豊富さ。昔ながらの渋い柄だけでなく、赤や黄色のカラフルな革にトンボやお花の絵が描かれた可愛らしいデザインが揃っていた。製品も定番のカバンだけでなく、携帯ストラップやブックカバー、キーケースなど手頃な値段の小物が充実している(価格は千円前後から)。

鹿革の風合いはそのままに、現代的にアレンジされた甲州印伝。これなら若者に人気だというのも納得。訪れた日はあいにくの雨だったにもかかわらず、店内にはたえずお客さんが出入りし、そのなかには20代の女性も多かった。ついつい手に取りたくなるアイテムばかりで、店内を一回りすると、あっという間に時間が経ってしまう。私が幼い頃から印伝に抱いていたイメージは一掃された。それどころかちょっとした印伝ファンになってしまったほど。

ちなみに「印伝」はインド伝来の意味。甲州印伝は遠祖上原勇七(現十三代)が創案し、すでに400年の歴史を誇る山梨が誇る伝統工芸だ。ひとつひとつ手作りで使えば使うほど味が出るので、長く愛用できるのも魅力。

おみやげ選びはついつい悩んでしまう人も多いはず。でもこんなおみやげをもらったら、その粋なセンスに嬉しくなりそう。ちょっとした贈り物にもぜひ活用してほしい逸品だ。
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